平09.建具入力1(ドア・物入、両開き戸・クロゼット・片引き戸)

先ほど空けた開口部に建具をかいていきます

★今更こんなこと?と思いますが、

ドア枠ってなんのことかわかりますか?

この黄色い部分☝です、これを上の方で水平にスパッと切り、上から見た図が平面図なので

ドアならば、こんな感じになるんです、

こういうのを開口部に入れていきます


★ドア枠の寸法について

基本的に枠は180×30でかいています

通常ドア枠の厚みは18~60mmで、建物の質により変わるそうですが、標準がこのサイズのようです。

壁からのでっぱりは15mm程度でかくのがよいそうです(この部分をチリといいます)

「ドア枠」といいましたが、物入などについてもこの寸法で入れます(片引き戸の一部はイレギュラーです)

では早速・・・

レイヤは2にして、補助線レイヤAを選択不可に、レイヤBは非表示にしました

●玄関のドア(W900、厚み50)

手順はこの3ステップのみ

中線(0.18mm)

①矩形:ドア枠(180×50)を2つ置く

②矩形+パラメ:ドアをかく、先ほどの枠を90度回転させて設置、パラメで伸ばす

※玄関は厚み50、他はすべて厚み30

 ※ドアは開く側に寄せる

細線(0.09mm)

③細線に切替 直線+円弧:可動域をかく

 ※どっち開きかよく確認する

こんな流れです。


●トイレのドア(W650、厚み30)

玄関と同じですが、枠やWが他のドアより狭いということと、ドアの厚みが玄関と違い30なので注意


●他[※浴室、デッキを除く]のドア(W760、厚み30)

ドアの厚みも同じなので、トイレのドアを複写しパラメを活用して作成すると早いです


W760を1つ作ったら、同じ形の所に複写(倍率、角度を活用)します

●物入(両開き戸)

ドア枠寸法も同じですし、かきなおしても良いですし、複写とパラメを使用しても良いと思います。

戸は、ちゃんと真ん中で均等になるようにしてください。真ん中の線がないと開かずの扉となり、ミステリーになるので注意します


●ホールからリビング・ダイニングへの入口(両引き戸)

同じく両引き戸ですが、均等ではないので注意して作ります。

図面を見たところ、カウンターと同じ位置が境目のようなのでそのように作りました


●クローゼット(主寝室)

真ん中でドアが折れ曲がって(折れ戸?)開くものなので、板を曲げて開いた様子でかきます

扉の厚みは30です

①補助線(レイヤA)で閉じた状態の線を引き、レイヤ2に戻る

②分割で①で引いた線を4分割する。(1枚分の矩形の寸法を確認するため)

③矩形+2点長で戸1枚の矩形作り、-80度で設置(-75でもよいと思います)

④複写コマンドで③を選択し、基点変更をした後倍率-1,1倍にして2枚目の戸を設置

 ※複写の際補助線が巻き込まれる場合は補助線(レイヤA)を選択不可にする

⑤今かいた2枚の戸を複写、基点変更して、向かい側に設置

⑥細線で線を2本引き(図参照)、戸にかかる部分は消す

⑦中央に長さ100の線を引く(分割の印から垂直に)

⑧突出し100の処理をする(上下各100突き出す)

⑨隣も同じなので、複写→基点変更で隣にも設置(壁や基準線レイヤは複写で邪魔ならば必要に応じて選択不可にする)

手順が多い・・・もっとサクサクかけるようになりたいです・・・

●片引き戸(キッチンの出入口

片引き戸って、わかりますか?ガラガラって横に開いて、その時戸が壁に収納されるやつっていう表現でわかるでしょうか・・・(わからなければググってください)

特徴は、開口部の半分が壁になる(収納部分になる)ことです。

①どっち側が壁部分かを図面で確認し、壁部分ではないところにドア枠(戸枠?)設置

 (いつもの180×30)

②レイヤA:補助線で中央に線を引く(①の前に引いておいた方がわかりやすいかも)

③レイヤ1:伸縮コマンド、壁を2本伸ばす(図面通り、どちらを伸ばすか確認して)

④細線、複線コマンドで躯体線の複線を引く(間隔40)

⑤太線にして、④で引いた線から複線で仕上線を引く(間隔25)

⑥レイヤ2に戻し、矩形にて枠を2つ作成、共に置く場所注意

 1:100×30(複線で引いた躯体線を端にする)

 2:120×30(躯体線の中心を基点とする)

⑦余分な線は伸縮か消去で消す

⑧戸をかく。矩形コマンド、厚み30なので、ドアのように先ほどの矩形をのばして設置


片引き戸は年度によって「これでもか!」っていうくらいたくさん出る年があります

そんな時があっても良いように慣れていかないと・・・

今回の動画はコチラ(動画とコッチは細かい手順が異なりますがご了承ください)

sankiue 建築CAD検定2級のお勉強

2018年4月に受験するため独学で勉強したメモです。 どこにも習いに行っていないので、記載内容の正確さに責任は持てません。悪しからず 2018/6/16追記、本日合格証が到着しました!

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