立 屋根(切妻屋根・寄棟屋根・入母屋屋根)

〇切妻屋根

国民的アニメのような家の絵があります

これを横から見るとこんな見た目になります

もっと奥行きがあればもっと大きくなりますが、正面からだけではわかりません(・_・;

そして重要なのが、この線でつながれた高さは同じということです

この理屈を頭に叩き込んでいきましょう!

例えばこの寸法の屋根であれば(2016年10月の問題の一部)

こうなります。軒の出の800、400を間違えなければ大丈夫です

また、高さの出し方は別のページで紹介します

応用として、(2017年1月の一部)こんな場合

よぉく考えればわかるんです!

ピンクの線は、軒高の線ではありません!引っかからないでください

2階軒高から軒の出までの距離をそれぞれ出せばOK!

2階軒高から 基準線より突出①1710 ②3530 ③800 の3通りですね

これを完成させるとこうなる(かも)

〇寄棟屋根(Not寄せ胸)

切妻よりもちょっと立体的?な感じで、横にも手前にも屋根が下りているものです

例えば2005年4月の問題ならば、2ヵ所この理屈でかいて、高さを出せばOKです

2階軒高と基準線の交点から勾配5.5/10の線をひき

柱の巾の複線を上側に2本引く、①200 ②①から50


伸縮にて、①上の線を基準線から突出800 ②真ん中の線を上の線と同じ位置 ③下の線を真ん中の線から突出し-70 の処理

反対側に複写(倍率ー1,1倍)、他のところも突出800なので複写

上の部分コーナー処理、軒の線をつなぎ、線の処理

あとは真ん中の軒も同じ高さなので線をつなぎ、高さ(別ページ)を加えてOK

〇入母屋屋根

ちょっと偉そうな感じの屋根です

今回も2016年10月の問題で考えます

横から見るとこんなイメージです

屋根伏図を確認すると、おや、なんか見たことある形ではないですか?

そうです。寄棟屋根に似ている!なので・・・

・直線コマンドで軒高と基準線が交わる点から勾配の線を引く

・寄棟同様複線で200と50の線をひく

・始点の基準線から突出400に伸ばす。下の線もついでに伸ばしちゃう

この三本の線を反対側に複写(倍率ー1,1)、基点変更注意


コーナー処理、下の2本もする

外側の線をつなぐ(軒の出から400×0.4=160の位置になるはず)・・・Aとする

1本内側の線は、今引いた線(A)から複線、間隔を30×勾配にする

ここでは、複線 間隔30×0.4=12・・・Bとする

一番奥の線は、Aから(400-75)×0.4 ・・・ Cとする

75というのは壁厚の半分

線の処理をしてできあがります、が、心配な場合は高さを計算で出して、頂点があっているかなど検算すると確実です

間違ってたらごめんなさいね☆彡

●一部入母屋形式の場合

同じく2016年10月の問題で考えます。ピンクの丸部分です

細かい部分は2階屋根伏図ではなく、2階平面図・1階屋根伏図で確認します

屋根の一部に入母屋が入っているときは、軒の出からAとCを計算して、Aから同じように30×勾配をしてBをひけば出るのでこれで良いかなと思います

Aの線・・・軒の出から (910+800-400)×0.4

Bの線・・・A線から 30×0.4

Cの線・・・軒の出から (800+910-75)×0.4 もしくは A線から (400-75)×0.4


あ~~何か月も屋根のこと考えたら疲れちゃったなと思いました!

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sankiue 建築CAD検定2級のお勉強

2018年4月に受験するため独学で勉強したメモです。 どこにも習いに行っていないので、記載内容の正確さに責任は持てません。悪しからず 2018/6/16追記、本日合格証が到着しました!

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