平03.壁芯線と整理
壁の厚みについて
問題文に、「壁厚は、構造体厚を100mm、仕上厚を25mm(両面で50mm)とし」と書いてありました。ナンジャコリャ?!と最初は面食らいましたが、どうやらこれはこういうことです
壁全体の厚みが150、その中心の線を通り芯と言います。私が壁芯線と呼んでいるのは、この「通り芯」のことです(・_・;
問題の図面にある寸法を見ると、ほとんどが壁の真ん中から壁の真ん中の距離になっているのがわかります
つまりこれは通り芯間の距離ということです
そこで図面を見ながら通り芯をかいていき、その後に壁の躯体線と仕上線をかきます。
矩形(四角形)を組み合わせて置いていくと間違いが少ないようなので私もそうしました
レイヤは0、一点鎖線にしました
気を付けたのは
・階段(手すりや物入の所には通り芯がある)
・玄関ポーチから離れた600㎜の柱(全体で600だから通り芯は150を引いた450になる)
・キッチンの導線になる隙間(適当な間隔で空けました)
・キッチンの対面カウンター側にある壁芯のないとところ
などです
一通り引けたら整理コマンドで重複整理と連結整理をします
今引いた線は、矩形を重ねているので線がつながっていなく、躯体線と仕上線を複線で引きたくても失敗してしまうので、連結や重複処理が必要だからです。
例えばこんな状態で整理されていないままで複線(留線付両側複線)にすると・・・
こんな風に壁が分断されてしまいます。
これを防ぐための「整理」です。
手順
整理コマンドにて壁芯線(通り芯)を全て選択 → 重複整理 → 前範囲 → 選択確定 → 連結整理 をすればOKです
今回の動画はコチラ(動画とコッチは細かい手順が異なりますがご了承ください)
0コメント